
久々の日記更新です。
現在、フィリピンはネグロス島。サンタリタという地にある有機農場に滞在中です。
以前お世話になった方のお手伝いとしてAPUの学生を対象としたスタディツアーであれやこれややる予定。
とはいえまだ学生が来るまで一ヶ月近くあるので日々黙々と現地の人々と田畑を耕す毎日です。
今は農場から離れた町の大衆食堂で一人ポチポチパソコンと向き合ってます。
農場では電波がなくて町まで出なければいけない。
眠っていた250CCのバイクに跨がりポコポコとサトウキビ畑を縫うように進むデコボコ道をやってきました。
ゲバラの生涯をドンキホーテの歩みと照らし合わせて描かれた『チェのさすらい』を読み終えた僕は完全にキホーテ化しています笑。
久々に不可能はないモードがきました。
天候や気候はやっぱり重要。サンサンの太陽の下に居ればとにかく僕は元気になれる。
バイクにはゲバラと同じくポデローサ(怪力号)と名付けました。オンボロですぐエンストするのも共通していて愛着が湧く。
フィリピンに到着してからはまず、マニラにあるインフォショップ「
Etniko Bandido」へ行きました。情報源はIRAの成田さん。いやあ、インフォショップやれば世界中とつながるんですね。
で早速行ってみると発起人のクリスがお出迎え。長髪に口ひげという出で立ちながら非常に優しく誠実。昼ご飯作ってもらい、午後にはフィリピンパンクスの集いへ連れて行ってくれた。というか僕はアナーキストを自称していたりインフォショップをやっている人で温和じゃない人を見た事がない。
みんな誠実ゆえに誰も搾取しない、環境を汚したりしない「もうひとつの世界」を目指している。
ホントに誠実に生きたいと望む人間が働ける企業って日本に一体いくつあるだろう。
アナーキストの集いはマニラにあるライブハウスで行なわれた。
地元のチャリ乗りやドイツから来たフェミニズム運動をやってる女性二人組、パンクキッズ達等で賑わい、通りではクリスがzineや各種フライヤーを広げていた。すぐ隣にあるバス停では、看板の裏をスクウォット的に利用し50人のアーティストによるイラストや絵が一枚づつ一面に張られていた。
クリスの持って来ていた雑誌には「フィリピンオルタナティブ」と記したサブタイトルが表記されており、日本にしろフィリピンにしろ一般的に流通しているようなポップカルチャーはひとつの表層部分でしかない。
そして僕はオルタナティブを志向している人達の動きや集まりが好きだし恰好良いと思う。
ライブハウスの中では一晩中、朝までライブが行なわれた。ライブの後には僕も含めドイツからも活動家がはるばるやってきている為、クリスが世界会議をしようと胸を膨らませていたが、疲れたのかグダグダのまま解散(笑)
とはいえフィリピンの濃いパンクシーンを垣間みる事ができた。シェイシェイ。
カメラのケーブルを忘れてきたからそれらの写真をupできなくて残念。いつかどこかに載せたい。
そんな感じで都市のオルタナティブに触れ、今度は田舎のオルタナティブへきました。
僕が今いるネグロス島はサトウキビのプランテーション栽培で搾取され、例にもれず砂糖が売れなくなった時に餓死者が続出。
そんな歴史を経て有機で自給を目的とした生き方を広めようと設立されたのがMC-ARIという農場。
お金ありきのライフスタイル、呪縛から解き放たれるひとつの手段が自給であると僕は思う。
都市のオルタナティブを志向する人々と、こうして地方で自給するという行為をしている人々は現在の資本主義経済とはまた別の生き方を求めるという点で同じ態度を示している。
しかし、土と生きる人々というのはパンクスやインフォショップを経営しているような人々にあまり興味を示さない。もしくは嫌いな場合も多い。
MC-ARIのような場所こそEtniko Bandidoみたいなインフォショップとつながるといいなあと思うんだけど。
僕はそれをつなげたい。
僕の中では「自給する事」と「都市でオルタナティブを志向する事」は並列にあるから。
ガンジーさんは「まずは都会に住む人に尋ねたい。あなたは地方の村でつくられているものを、いっさい使わず、いっさい食べずに暮らすことができるのか?」
と言う。僕はその言葉に共感するから地方で自給していきつつ都市的オルタナティブもミックスしていくけど。
これまで色んな人に農業を教わり、その都度なぜ農業をするのか?
と聞かれてきたけど、そうした時に、僕は僕の中で並列上にあるアナーキズムだとかの重要な要素を理解してもらう為の言葉を持っていなかった。それを話そうとすると僕の意識レベルじゃ途方もなく時間がかかる笑
だから仕方なく「自給してお金の依存度を減らし云々」とだけしか言えなかった。
でもそうした期間もそろそろ終える事ができそうです。
6月頃から僕もインフォショップを始めます。
場所は鳥取、鹿野です。
例のコンペに落ちた山口邸という古民家の一部をインフォショップスペースとして借ります。
まだ色々な事が未定だけど、山口邸という大きな枠の中に僕のやるインフォショップがあり、そして日替わり店長のできるキッチンスペースがある。そして二階は共用(半公共)のイベントスペース。
さらに庭にツールシェアコーナー。溶接や木工のできる場を作り、開放する予定。広々とした庭では多少大きなモノも作れる。
蔵はアーティスト、お客さんが泊まったり滞在できるようにしたい。
そうした場所を作り、維持していきながら自給もしていきます。
土と共に生きつつ、都市的なオルタナティブを志向していきます。
あと貼っといて書くの忘れたけど、上の写真は「bayanihan(助け合い)」と呼ばれるこの地方特有の家ごと引っ越す文化。滞在中に是非この光景を見たいけど、どうやら今では滅多に見られないらしい。くそー。参加したい。
引っ越しわっしょいしたいっす。
ではでは!